四天王寺大佛師、成田山新勝寺大佛師、それが死の間際まで小刀を握っていた仏師、松久宗琳に授けられた称号です。
宗琳にとって仏さまを彫るという行為は、仕事ではなく日常の暮らしそのもの。仏像彫刻を心から愛した人、松久宗琳の生涯はその一言につきます。
この光華観音像は、その姿形が一瞬のひらめきで浮かんだという宗琳氏オリジナルの作品。精密な彫刻と華麗な色彩、氏の作風がいかんなく発揮されています。
四天王寺大佛師、延暦寺大佛師、成田山新勝寺大佛師、それが死の間際まで小刀を握っていた仏師、松久宗琳に授けられた称号。木の中から仏さまが自然に浮かび上がってくるように彫る…、その作風は流麗で節度と調和を旨としています。
これは「日本には日本の感性に合う仏さまがあり、そんなお姿を生み出したい」という仏像彫刻への愛情の深さと氏独自の美学から生まれたものということができます。
15歳で仏師を志し、五十年余りの年月を仏さまの姿を表すことにつとめ、その傍ら仏像彫刻を一般の人々に広める活動を行う、そんな多忙な中でも未完成の作品は一つもない。宗琳にとって仏さまを掘るという行為は、仕事ではなく日常の暮らしそのもののように感じられます。仏像彫刻を心から愛した人、松久宗琳の生涯はその一言につきます。
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