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日本では四季の豊かな自然と共にあった暮らしが、独自のさまざまな文化や生活様式を育んできました。私たちは季節を肌で感じ取ることで、自然の恵みや繋がりの中で生かされていることへの感謝の思いを常に心に住まわせていたのです。しかし、現代の生活では季節の移ろいを実感することはなかなか難しいものとなってきました。

はせがわの「花のしつらえ二十四節気」では、季節を知らせるための東洋の暦の知恵「二十四節気」を基本に、暮らしに彩りを与えてくれる季節ごとの花のしつらえをお届けいたします。
季節の移ろいといのちの優しさや輝きを感じさせてくれ、日々の暮らしにちょっとしたゆとりと潤いを与えてくれる花のしつらえ。おもてなしの花として、ご自分の楽しみの花として、そしてご先祖への感謝と家族の幸せを願う祈りの花として、季節と共に過ごす生活にお役立てください。毎月20日に季節を先取りし掲載いたします。

二十四節気についてはこちらから「季節を知らせる二十四節気と雑節、節句」

制作協力
花芸安達流二代主宰 安達曈子
 www.kageiadachiryu.or.jp

4月5日頃

 あらゆるいのちが春の陽光の中で清らかに明るく輝く頃です。中国ではこの日を「清明節」と呼び、爽やかな光の中で心身を清め、ご祖先の墓参りをしてお墓を掃除する風習がありました。
かわいい小さないのちを感じさせてくれるチューリップを生けました。仏花はスイートピー、家族で楽しめるようにビー玉を使って。  続きを見る

4月20日頃

 この頃になると春雨が降り続くことが多くなります。穀雨とは穀物を成長させる春の雨で、清明の頃に蒔いた作物などの種の成長を促す恵みをもたらします。
若葉が萌える頃、植物の生命の力強さを感じたくて、花ではなくモンステラの葉を花材の中心に用いました。  続きを見る

聖なる花といわれる「蓮(ハス)」や富貴を象徴する「牡丹(ボタン)」、そしてさまざまな花の美しい部分を集めてつくられた空想の花「宝相華(ホウソウゲ)」など、お仏壇やお仏具には花のモチーフが多く用いられています。
花は仏さまのいのちを表し、花を飾ることは仏さまへの誓いを形にしたものともいわれ、花と仏教はとても密接な関係にあるのです。
お仏壇・お仏具に描かれている花にはどのような意味があり、そしてどのようなメッセージが込められているのでしょうか。

第1回は「牡丹(ボタン)」
中国から薬草として伝えられた百花王の花物語です。

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