優美な透かし彫りの天蓋

仏様を守り荘厳(しょうごん)する傘の役割を果たす天蓋(てんがい)は、普段は目に付かないお仏壇内陣の天井に配されています。透かし彫りの穴の数は300を超す入念なつくり。格子天井にくっきりと蓮華文(れんげもん)と宝相華(ほうそうげ)の文様が浮かび上がり、凛とした佇まいを見せています。

和様式須弥壇(しゅみだん)

天井部分、三層の支輪の縁。扉枠や障子枠。あらゆる個所に施された面取り、その丸みを帯びたやわらかなフォルムこそが、櫻井氏の丁寧な仕事の骨頂。部材ごとに一つひとつ道具を換え、全体としてみごとに調和させています。